日常ではぎりぎり間に合わない場面があるものです。
「締め切りにぎりぎり間に合わなかった」
「電車にぎりぎり間に合わなかった」
「記念日にぎりぎり間に合わなかった」
タイミングの問題で「間に合う・間に合わない」を分けることがあります。
「あと1分早ければ!」「あと10秒早ければ!」と悔しくなることがあるでしょう。
まったく間に合わないなら諦めもつきますが、ぎりぎり間に合わないときは頭に血が上ります。
そのわずかな差が人生の明暗を分けることもあるでしょう。
悔しくてたまらず、涙目になったり叫びたくなったりすることがあるのではないでしょうか。
ここで気づいてほしいことがあります。
これまでの人生を振り返ってみてください。
ぎりぎり間に合わない場面がある一方で、ぎりぎり間に合った場面もたくさんあったはずです。
「締め切りにぎりぎり間に合った」
「電車にぎりぎり間に合った」
「記念日にぎりぎり間に合った」
ぎりぎりセーフの場面があって、ガッツポーズや胸をなで下ろした場面がたくさんあったはずです。
これは「順番」です。
「ぎりぎり間に合わないことばかり」ということはありません。
ぎりぎり間に合わないことがあれば、別のタイミングで「ぎりぎり間に合った」ということがあるでしょう。
規則正しく交互とは限りませんが、人生全体で見ると、それぞれだいたい同じ回数で収まります。
ぎりぎり間に合わなくても、いらいらしないでください。
落ち込んだり腹を立てたりする必要はありません。
たまたま今回は「ぎりぎり間に合わなかった」という場面でした。
別の場面では「ぎりぎり間に合った」と喜ぶことになるでしょう。
人生全体で見れば、プラスマイナスゼロです。
バランスを取るつもりはなくても、自然とバランスが取れるようになっています。
人生は、うまく帳尻が合うようにできているのです。