織田信長が戦国時代の主役に躍り出たきっかけといえば「桶狭間の戦い」です。
織田信長の軍がおよそ4000人に対し、今川義元の軍はおよそ25000人。
織田信長は若干27歳の青年武将であるのに対し、今川義元は42歳の熟練武将。
戦力も経験も、織田側にとって圧倒的に不利な状況でした。
実は信長は、今川との合戦の直前「敦盛」を舞ったことで知られています。
敦盛とは室町時代に流行した幸若舞曲の1つです。
武士舞的な要素が強いことから、信長は日頃から愛好していました。
まさにこれから命がけの合戦が始まるというとき、舞を舞ってから出発する流れは印象的です。
合戦の結果、信長は圧倒的に不利な戦力にもかかわらず、今川義元を討ち、奇跡的な大逆転を果たすことになります。
そして、その後の戦国時代の主役に躍り出ることとなるのです。
信長の奇跡的勝利の要因は天候や戦略などさまざまですが、その1つに敦盛の存在があったことでしょう。
彼にとっては敦盛は「勝利祈願の儀式」でした。
敦盛を舞うことで士気を高め、精神統一を図り、戦への覚悟を固めたに違いありません。
あなたも信長が舞った敦盛のように、戦勝祈願の儀式を設けてみてはいかがでしょうか。
祈り、おまじない、瞑想など何でもかまいません。
信長のように舞を舞ってみるのもいいでしょう。
自分なりの儀式があると、いざというとき強くなります。
士気を高め、精神が統一され、本番に向かう覚悟が固まるでしょう。
戦勝祈願の儀式には、大逆転の奇跡をもたらす力があるのです。