私は先日、恥ずかしい経験をしました。
部屋に入ろうとして、扉を開けようとしましたが、開きません。
おかしいなと思って強く力を入れましたが、それでもダメでした。
もしかしたらと思って引いてみましたが、やはり結果は同じでした。
鍵がかかっている様子もありません。
なんとなく開きそうな手応えはあります。
「おいおい、どう開けるんだよ」
いろいろな角度から力を入れていたとき、ふとした拍子に扉が開きました。
なんと、左右にスライドして開ける扉でした。
自分を笑ってしまいました。
「なんだ。たったこれだけのことか」
あっけない解決法だったからです。
あなたにも同じような経験はありませんか。
問題を解決する糸口はこれと同じです。
難しくて大変だと思っても、単純だったりします。
わざわざ扉が開かない方法で開けようとするから、いつまでもうまく開かないだけです。
開きそうにない扉も、アプローチをちょっと変えれば、あっさり解決することがあります。
押してダメなら、もっと力を入れることです。
強く押してもダメなら、次は引いてみることです。
引いてもダメなら、左右はどうですか。
上下はいかがでしょうか。
さまざまな解決方法を探せば、どこかで大当たりするはずです。
開かない扉があるのではありません。
開け方が間違っているだけです。
扉であるからには、何か開ける方法があるはずです。
正しい開け方さえわかれば、すんなり開くのでした。