初心に返る第一歩は、まず「気づくこと」です。
自覚がなければ、対策のしようもありません。
初心を忘れていることに気づかなければ、初心に返ろうと思うこともありません。
惰性と倦怠感に満ちた毎日となるでしょう。
生きる方向を見失ったままの日々が続くでしょう。
当然ですが、初心に返るための努力をすることもありません。
初心に返るためには、初心を忘れていることに気づく必要があります。
もちろん新鮮な気持ちが消えるのは当然のこと。
初心を失うのは悪いことではありません。
人は慣れる生き物です。
最初は新鮮な気持ちであっても、繰り返すことによって慣れていき、余計な緊張が消えていくのは自然なことです。
しかし、新鮮な気持ちだけでなく、志や情熱までが消えているならイエローカードです。
自分では普通にしているつもりでも、冷静になって振り返ってみると、初心が失われていることに気づくことがあるでしょう。
初心を失っていることに気づいて「何とかしなければいけない」と思うからこそ「初心に返る必要がある」という考えに至ります。
初心は突然失われるわけではありません。
ゆっくり少しずつ失われていくのが特徴です。
スローの変化のためなかなか自覚しにくい。
そのため自分でも初心が失われていることに気づいていないことが少なくありません。
あなたは今、初心のままでいるでしょうか。
一度足を止めて、最初のころと変わっていることがないか、自分を振り返ってください。
「今の自分」と「最初の自分」です。
もちろん周りの環境が変わるのは当然ですが、大切なのはあなた自身です。
外見だけでなく、内面にも注意を向けてみましょう。
特に注目してほしいのは「志」と「情熱」です。
最初にあった志が失われていないか。
最初は熱かった情熱が冷めていないか。
最初は真面目だったのが、いつの間にかサボり気味になっていないか。
いつの間にか変わったり失ったりしていないでしょうか。
慣れや落ち着きが生まれるのはいいのですが、惰性・油断・マンネリが生まれるのはよくありません。
心当たりがあるなら要チェックです。
初心に返る第一歩は「気づくこと」から始まるのです。