コミュニケーションが上手な人は、自分が話したいテーマより、相手が話したいテーマで話します。
自分が話したいテーマは、自分は楽しくても、相手に関心があるとは限りません。
自分ばかりずけずけ話すと、相手は退屈して、そのうちあくびを始めるでしょう。
一方、相手が話したいテーマであれば、相手はにこにこ楽しく話をするでしょう。
自分は聞き役に徹して、相手にたくさん話してもらえば、相手に対する理解も深まります。
知らないことを知るチャンスに恵まれるでしょう。
「相手の話したいテーマなんて興味がない」と思うかもしれません。
もちろんずっと聞き役のままというわけではありません。
自分は聞き役として徹しつつ、そこから話の輪を広げていきます。
自分の話したいテーマでも、関連性のある話題なら、相手は興味を持って聞いてもらえるでしょう。
スムーズに会話が盛り上がります。
相手が話したいテーマを探すといっても、なかなか退屈で気が乗らないときがあるでしょう。
そんなとき、相手が話したいテーマを楽しく探すコツがあります。
「宝探し」の感覚になることです。
相手が話したいテーマを「宝物」として考えましょう。
ロールプレーイングゲームで主人公が宝物を探し回るシーンがありますが、それと同じです。
宝探しと思えば、ゲーム感覚が生まれ、楽しくテーマを探せるようになります。
自分の勘と経験を頼りに「どこにあるのだろう?」「ここにあるのかな?」と思いながら探すのが面白い。
宝探しの感覚を持てば、相手が話したいテーマ探しの時間を、わくわくしながら楽しめます。
相手が話したいテーマが見つかれば大当たりです。
ガッツポーズで喜んでください。
相手が話したいテーマを探すとき、宝探しの感覚を持てば、自分にとっても楽しい時間となります。