「何だかこの人と一緒にいると話しやすいな」
レストランで食事をしていると、そういう人に巡り合うことはありませんか。
不思議と話しやすい雰囲気にさせてくれる人がいます。
もちろんお互いの相性や話題によって、盛り上がり方に違いはあるでしょう。
もしかしたらその場合、相手が「ある気遣い」をしているのかもしれません。
テーブルマナーにたけた人は、適当なタイミングで話しかけません。
話しかけるタイミングにも気を使います。
まずテーブルマナーでは、口に料理を入れたまま、話すのはマナー違反です。
口の中のものが相手に見えてしまい、不快を抱く場合があるからです。
ということはです。
話しかける側にも「相手が料理を口に入れているときは話しかけない」というマナーが必要ですね。
相手が何も口にしていないタイミング、もしくは相手がちょうど口にしているものを飲み込んだタイミングでうまく話しかけます。
相手が料理を食べている最中、もしくは口にしているものを飲み込もうとしているときは、話しかけないのです。
相手は話しやすくなります。
ささいな気遣いです。
しかし、この小さな配慮によって「何だかこの人と一緒にいると話しやすいな」という印象へと変わるのです。