テーブルマナーにたけた人と食事をすると、必ず皿がきれいになっています。
1滴のスープすら残っていません。
普通に考えると、皿には多少スープが残っているものです。
しかし、新品の皿のように、きれいになっているのです。
スプーンを使っても、さすがにそこまできれいにはできません。
だからとはいえ、皿を手に持って直接口につけるのはマナー違反です。
では、どうやってきれいにしているのでしょうか。
秘密は、パンです。
西洋人は、パンの使い方がうまいです。
実は、皿に残ったスープにパンをつけて食べているのです。
これは「スープがおいしかったので、パンにつけたい」という食事への称賛を表す表現になります。
また、スープがバターとは違った味付けになり、一風変わったパンの楽しみ方ができます。
パンをよりおいしく楽しむために、西洋では一般的な食べ方です。
よりパンをおいしく食べられ、そのうえ、皿もきれいになります。
ただし、これはカジュアルなレストランでのみ通用するマナーです。
フォーマルなレストランではマナー違反になるので、控えるようにしましょう。