あなたは幼いころ、公園にあるブランコに乗って遊んでいたことでしょう。
ブランコをこぐだけで楽しい時間を過ごしていたでしょう。
にこにこしながら思いきり高くまでこぐこともあったはずです。
ところがあるときからブランコに興味がなくなり、すっかり乗らなくなりました。
最後にブランコで遊んだのはいつですか。
ブランコに「乗った」ではなく「遊んだ」という点が重要です。
思い出せないくらい昔の話になっているかもしれません。
ブランコに乗ったとしても、きちんとこいで遊ぶとなると、少ないのではないでしょうか。
しかし、ブランコは子どもが遊ぶものと思っているなら誤解です。
童心に戻りたいときは、ブランコがおすすめです。
「いい年した大人がブランコで遊ぶなんて恥ずかしい」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
むしろブランコは大人のためにあります。
公園にあるブランコは公共の遊具ですから、誰でも乗って遊んでOKです。
ブランコをこいでいると、遊び心がよみがえります。
こぐときの「音」といい、前後に揺れる「リズム」といい、ふわっとした「浮力」といい、心地よく感じる要素がいっぱいです。
子どものようにわくわくした気持ちが広がるでしょう。
そして不思議と優しい気持ちになったり心が落ち着いたりするはずです。
ブランコに乗ってゆらゆら揺れていると、昔の記憶もよみがえるでしょう。
「そういえば昔よく遊んでいたね」
「こんなふうに楽しんでいたね」
「このくらいまで高くこいでいたよね」
「公園ではブランコが一番好きだったね」
幼いころの自分を思い出すはずです。
ブランコをこいでいるうちに忘れかけていた何かを思い出せるに違いありません。
子どものころのように、思いきり高くまでこいでみるのもよし。
全力でブランコをこげば、気分転換だけでなく、ストレス発散もできるはずです。
ブランコでたっぷり遊んだ後は、心も体も軽くなっているでしょう。
気づけば、童心を思い出しているのです。
童心を思い出したいときは、ブランコで遊びましょう。
ブランコに乗って終わりではなく、きちんとこいで遊びましょう。
ブランコは子どもだけのものではありません。
むしろ大人こそ、ブランコが必要です。
ブランコは、大人が童心を思い出すための道具です。