初心に返る手段の1つとして、初期に使っていたものを取り出してみましょう。
理想は「一番初めに使っていたもの」です。
一番初めに使っていたものがなければ、なるべく初期のものでもかまいません。
初期のものであればあるほどいい。
服・道具・文房具など、初期に使っていたものなら何でもかまいません。
実際のところ、ほとんど残っていないことも多いでしょう。
「とっくの昔に処分した」「何も残っていない」と思うかもしれませんが、簡単に諦めてはいけません。
何か当時のものが残っていないか、記憶の隅々まで探って思い出してください。
小さなものでもいいのです。
古いものであり、すでにぼろぼろかもしれませんが、まったく問題ありません。
使い物にならなくてもOKです。
何か1つでも残っていればラッキーです。
もしあるなら、久しぶりにそれを取り出してみましょう。
それが、初心に返る呼び水となります。
野球の初心を思い出したければ、バット、グローブ、ユニフォームなどが候補に挙がるでしょう。
買い換えたものでもいいのですが、なるべく野球を始めた初期のものがベターです。
バットが残っているなら、実際に振ってみましょう。
グローブが残っているなら、実際にはめてみましょう。
ユニフォームが残っているなら、実際に着てみましょう。
「あの頃は、こんな気持ちだったよね。こんな志を持っていたよね」
初心に触れることで、五感を通して当時の記憶がよみがえってくるでしょう。
社会人としての初心を思い出したければ、当時使っていた衣類や文房具類に触れてみるといいでしょう。
ネクタイなら、実際に身につけてみましょう。
ボールペンなら、実際に字を書いてみましょう。
「そういえばあの頃はこうだったね!」
はっとする感覚があり、何か思い出すことがあるでしょう。
初心のものに触れることで最初の記憶がよみがえり、志や情熱を思い出せるのです。
初期のものは何でもあれ、感触や肌触りがあります。
香りや懐かしさもあります。
それがきっかけとなることで、一瞬で過去に引き戻されます。
当時の記憶がよみがえることで、スムーズに初心を思い出せるのです。