「誰かに背中を押してもらいたい」
「どんな言葉でもいいから私の背中を押してほしい」
誰かに背中を押してもらうのを待っていませんか。
もちろん人に背中を押してもらうことが悪いわけではありません。
親や先生が元気づけてくれることもあるでしょう。
あなたのことを心配した友人が励ましてくれることがあるでしょう。
上司から厳しい言葉を言われて行動を促されることもあるでしょう。
たまたま書店で手に取った本からパワーをもらって行動のきっかけになることもあるはずです。
なかなか勇気が出なくて困っているとき、タイミングよく背中を押してもらえると嬉しいですね。
誰かに背中を押してもらうことで一歩を踏み出せ、人生を切り開けることがあるのも事実です。
「あのとき、あなたに背中を押してもらえたおかげで、今の自分がいます」と感謝することもあるに違いありません。
もちろん誰かに背中を押してもらうのはいいのですが、ここに注意点があります。
誰かに背中を押してもらうのを待つようではいけません。
待ちの姿勢は受け身の姿勢です。
すぐ押してもらえるとは限りません。
誰かに背中を押してもらうまで、ずっとぐずぐずして動けないことになります。
背中を押してもらわないかぎり、人生が停滞することになります。
また、背中を押してもらうのを待っていると、それが癖になってしまいます。
だんだん自力で動く力が貧弱になり、主体性が育ちません。
「背中を押してくれる人がいないといけない」となり、人への依存も強まってしまいます。
人に背中を押してもらうのを待っていると、受け身が常態化して、スムーズな人生を歩めなくなります。
もう誰かに背中を押してもらうのを待つのはやめましょう。
自分の背中は自分で押すのです。
自分で自分を褒めて背中を押すのもよし。
力強い言葉で自分を奮い立たせるのもよし。
厳しい言葉で自分にむちを入れるのもよし。
厳しい言葉であっても、自分が発した言葉ならすんなり受け入れられるはずです。
「私ならできる」という自己暗示でもいいのです。
思い込みでもいいので、信じてしまえば、心に火がつくでしょう。
どんな手段でも言葉でもいいので、自分で自分の背中を押しましょう。
いつでも自分で自分の背中を押せるようになってください。
自分で背中を押して、一歩前に踏み出せれば成功です。
自分の背中は自分で押すことを、人生の基本姿勢としてください。
誰かに背中を押してもらうことを期待しないでください。
誰かに背中を押してもらえたらラッキーと思うくらいでいい。
自分で自分の背中をどんどん押していきましょう。
あなたの背中は、あなたが押すためにあります。
どれだけ強く押しても、やめたいときはいつでもやめられるので安心してください。
背中を押しすぎて転んだら、また立ち上がればいいことです。
自分で自分の背中を押せるようになれば、まもなくあなたに素晴らしい未来が切り開けます。