スムーズな食を妨げる、ひそかな大敵がいます。
それは「便秘」です。
便秘と聞いて「自分のこと?」とどきっとしている人もいるのではないでしょうか。
悩みのタネであり、食生活に悪影響を及ぼすトラブルです。
便秘になっていると、スムーズに食を楽しめません。
目の前においしい食事があっても、便秘のことが頭にあると純粋に喜べません。
「お通じが悪いのに食べていいのかな」
「便秘を悪化させてしまいそう」
「ますますおなかがぱんぱんになってしまう」
「おいしくてもっと食べたいけど、我慢したほうがいいのかな」
便秘のことが頭にあると、食べることに不安が生じ、抵抗感を覚えます。
食べ方や味わい方にブレーキをかけてしまう。
食べる量が少なめになったり、おいしくても素直に喜べなくなったりします。
特に便秘がひどいときとなると、何を食べても罪悪感を覚えることになるでしょう。
便秘になっていると、純粋に食を楽しめなくなってしまいます。
便秘の人は改善に取りかかりましょう。
便秘改善には、次の7つのポイントが有効です。
もともと便秘体質で慢性的なケースもあるでしょうが、だからといって諦めてはいけません。
諦めると、改善できることも改善できなくなります。
安易に便秘薬を頼るのではなく、まず生活習慣から見直していきましょう。
お通じのチャンスは「朝」にあります。
朝食を取って胃に食べ物が入ると「胃結腸反射」と呼ばれる生理現象が起こり、自然に便意をもよおす仕組みがあります。
ところが朝にばたばたしていると、緊張とストレスによって胃結腸反射が抑えられ、自然な排便が起こらなくなります。
朝は、ばたばたするのではなく、余裕を持って過ごしましょう。
朝はきちんと朝食を取りつつ時間にゆとりを持つことで、自然な便意が起こり、便秘解消につながります。
きちんと便秘を改善すれば、心も体も軽くなります。
おいしいものを食べたとき、素直に「おいしい」と喜べます。
おかわりがほしいときも、さっとおかわりができます。
心おきなく食べることができ、純粋に食を楽しめるようになります。
今まで何度も挫折した人でも「今度こそ!」という前向きな気持ちを持って取り組んでください。
便秘を改善することは、食生活を改善することにつながります。