お店に入るのに、いちいち理由を考えないことです。
いちいち理由を気にしていては、外食に対して心理的な抵抗が生まれます。
お店に入りにくくなり、外食を楽しむ機会が減ってしまいます。
「外食は理由がなければいけない」と思い込んでいる人がいます。
特に子ども時代、外食の機会が少なかった人は外食を特別視する傾向が強く、大げさに考える傾向があります。
「お祝いだから」
「記念日だから」
「自分へのご褒美だから」
もちろんそれはそれで悪くありませんが、理由がないと外食を楽しめないことになります。
理由を考えていては外食を楽しむ機会が制限されてしまいます。
変な思い込みで勝手に食の可能性を制限しないことです。
もっと力を抜いて考えてください。
お店に入る理由なんてなくてかまいません。
「なんとなく」でいいのです。
外食をするのに理由はいりません。
理由は、あったらあったでいいですが、なければないでかまいません。
すうっと吸い込まれるように入っていけばいいのです。
「視界に入ったから、ちょっと入ってみた」でもかまいません。
お店の人から「何しに来たのですか」と聞かれることはないのですから安心してください。
心理的抵抗は不要です。
外食のフットワークは、軽ければ軽いほどいい。
自由に外食を楽しむためには、心理的抵抗を小さくして、心を軽くしておくことが大切です。
「なんとなくでよし」とすれば、お店に入りやすくなります。
お店は気軽に入るところです。
気軽に入るところなのですから、気軽に入ってください。
理由はいりません。
許可も登録も不要です。
大げさなことでも特別なことでも何でもありません。
接待であれば予約も必要ですが、そうでないなら予約も不要です。
フォーマルなレストランでないかぎり、ふらっと入ってOKです。
お祝いでなくてもいい。
何かの記念日でもなくてもいい。
自分へのご褒美ですらなくていい。
理由がゼロの状態でお店に入ってみましょう。
「なんとなく入ってみた」
これだけで十分です。
一歩足を踏み入れれば、店員さんが近づいてきて、席に案内してくれます。
食べたいものを注文して、おいしい料理を担当するだけです。
これだけで幸せになれます。
お店を出るころには腹も心も満たされ、にこにこした笑顔になっているでしょう。