あめを食べようとしたとき、うっかり落としてしまうことがあります。
つるっと指先からすべって、床に落ちてしまう。
特に小さなあめのときはよくあることです。
このとき、どうするかです。
「あめが汚れちゃったね。もう食べられないね。捨てるしかないね」
そう思って、ごみ箱にぽいと捨てていませんか。
たしかに汚れたものを食べるのは不衛生です。
小さな汚れは気にせずそのまま食べる人もいますが、おすすめしません。
不衛生というだけでなく、おなかを壊す原因にもなるでしょう。
では「汚れたなら捨てるしかない」と考えるかというと、それはちょっと違うのです。
食べ物を捨てるのはもったいない。
あめを落としただけのことです。
汚れたとはいえ、ほんのわずかでしょう。
食糧不足の地域の人が見れば、信じられない光景に見えるでしょう。
「落としたあめは捨てるしかない」という安易な発想をしていないか、自分を振り返ってみることです。
あめを落としたことが悪いのではありません。
悪いのは、あめを落とした後の対応です。
落としたあめは捨てません。
では、どうするか。
落としたあめは、洗って食べればいいのです。
普通に洗えば、きちんと汚れが落ちて清潔な状態に戻ります。
それだけのことです。
別に工夫と言うほどのことでもありません。
当たり前のことですね。
私たちは「落としたあめは捨てるしかない」という考えになっていることがあります。
洗うのが手間になると言いますが、わずかなことです。
大げさに洗うわけではありません。
水につけて、数秒指でこするだけのことです。
落ちない汚れの場合は仕方ありませんが、普通の汚れならこれで十分落ちるでしょう。
洗ってから食べようとしたとき、再び落としてしまったとします。
2回落ちたからダメということはありません。
やはり洗って食べればいいことです。
同じように「落ちたあめは洗って食べる」を実行するだけのことです。
落としたあめは「捨てるしかない」ではなく「洗って食べる」です。
いつの間にか安易な考えになっていないか振り返ってみてください。
心当たりがあれば、今日今すぐ振る舞いを改善しましょう。
「もったいない」という気持ちは、私にとって大切な美徳の精神です。