「ああ! もういらいらするな!」
神経が高ぶって落ち着かないときがあるでしょう。
いらいらして怒りがこみ上げてくると、呼吸が荒くなったり顔が赤くなったりするもの。
頭から蒸気が出ているのではないかと思ってしまうほどです。
あまりにいらいらすると、誰かに八つ当たりをしてしまいそうです。
腹が立って仕方なくて、今にも爆発しそうな瞬間があるものです。
もしいらいらを鎮めたいなら、シンプルな解決策があります。
いらいらしたら、眉間を押さえましょう。
中指や人差し指を使って、眉間を軽く押さえてみてください。
ぐりぐり軽くマッサージをするような感覚で、30秒から1分ほど続けてみましょう。
すると、どうでしょう。
みるみるうちに感情が静まっていき、いらいらが消えていくはずです。
しばらく経てば、もう平静な状態に戻っているでしょう。
実は眉間には、いらいらを鎮めるスイッチがあるからです。
なぜいらいらが静まるのか。
実は眉間には「印堂」と呼ばれるツボがあります。
印堂は、神経を落ち着かせ、リラックスを促すツボとして知られています。
血液の循環を改善させて、筋肉の緊張を和らげる効果があることも確認されています。
そのため眉間を押さえてツボを刺激すると、だんだんいらいらが落ち着いてくるのです。
眉間を押さえるだけですから簡単ですね。
眉間をぐりぐり押さえながら深呼吸をすれば、ますます効果的です。
人の体はよくできています。
私たちの体には、いらいらを鎮めるスイッチが備わっています。
素晴らしいスイッチが備わっているのですから使わない手はありません。
いらいらしたとき自然と眉間を触りたくなるのは、私たちが本能的に知っているせいかもしれません。
「いらいらしたら眉間を押さえる」
これを知っておけば、もういらいらは怖くありません。