心を安定させるために大切なことがあります。
それは「トータルで勝って得をする」という考え方です。
心が安定しない人には、物事を部分的に捉える特徴があります。
「一つ一つの結果に一喜一憂している」ということです。
目の前の結果を重視しすぎています。
勝てば「自分は強い」と喜び、負ければ「自分が恥ずかしい、情けない」と落ち込みます。
得をすれば「やった」と上機嫌になり、損をすれば「無駄遣いをしてしまった」と不機嫌になります。
結果の良しあしに応じて、感情の波も上下に激しくなります。
感情の波が大きくなると心の摩擦も大きくなり、精神的に疲れてしまうのです。
たしかに結果は残念かもしれませんが、心を安定させるなら、ここに改善ポイントがあります。
目先の結果に一喜一憂することはやめましょう。
大切なことは「部分」ではなく「トータル」です
トータルで考える癖をつけましょう。
トータルで考える癖がつくと、目先の結果に一喜一憂しなくなります。
一度も負けない人生・一度も損をしない人生は無理があります。
それは不可能です。
天才でもできません。
誰でも一度は負けたり損をしたりすることになります。
「トータルでどうか」という視点が大切です。
トータルで勝って、得をすればいいのです。
トータルで勝って得をしたいなら、いちいち目先の結果に振り回されるのはやめましょう。
「今回は負けてしまった。そのおかげで改善点が見つかった。トータルで勝てばいいよね」
「今回は損をしてしまったね。ここから教訓を学ぼう。トータルで得をすればいいよね」
こういう考え方が大切です。
そうすれば、目先の結果に振り回されることが減って、心が安定します。
負けてもいいのです。
損をすることがあってもいいのです。
負けても損をしても、トータルで勝てばいいからです。
トータルで考えることは、心が安定する習慣です。
勝っても得をしても、大喜びをせず、気持ちを引き締めることです。
「運がよかっただけ」「一時的なことだろう」と謙虚に受け止めましょう。
うまくいっても油断せず、気持ちを引き締めることです。
次もうまくいくのです。