一度しか会ったことがないのに、ずっと覚えている人がいますか。
おそらく「いる」と答えるはずです。
旅先で出会った人、街なかで出会った人、人の紹介で出会った人。
出会いの場所やタイミングもばらばらですが、妙に印象的で覚えている人がいるでしょう。
何度も会ったことがあって覚えているならわかります。
会った回数が多ければ、それだけ記憶に深く刻み込まれます。
思い出ができたり情や絆が生まれたりして関係が深まります。
会った回数が多ければ、一生覚えているのはわかります。
しかし、あらためて考えると、一度しか会っていないのに覚えているのはすごいことです。
「印象的だった」という証拠です。
ときめきを感じたおかげかもしれません。
役立つ情報を聞けたおかげかもしれません。
記憶に残るセリフを言われたせいかもしれません。
理由はさまざまですが、少なくとも「印象的だった」ということです。
ここで気づいてほしいことがあります。
一度しか会ったことがないのに一生覚えている人がいることは、ほかの人にも言えることです。
あなたがそうであるように、相手もそうです。
一度しか会ったことがなくても、相手はあなたのことをずっと覚えてくれていることがあります。
もちろん一生覚えてくれる可能性もあります。
人との出会いには、それだけの可能性を秘めていることに気づいてください。
それだけの素晴らしさがあります。
一度しか会ったことがなくても、あなたのことを長く覚えてくれる可能性があります。
一生覚えてくれる可能性もあります。
すぐ忘れ去られる出会いになるか、一生忘れられない出会いになるかは、あなた次第です。
会っている時間は短くても、長く覚えてもらうことも可能です。
もちろん一度しか会っていなくても、忘れられない出会いにすることが可能です。
「相手の記憶の中で、ずっと生き続けることができる」ということです。
なんて素晴らしいことなのでしょう。
夢のある話です。
あなたが誰かと出会うというのは、それだけの影響と可能性を秘めているのです。
すべての出会いは、自分のことを覚えてもらうチャンスです。
会っている時間が短くても、一生覚えてもらえるかもしれません。
あなたの知らないところで「そういえばこんな人と出会ったよ」と話をされることもあるでしょう。
「一度しか会ったことがないけど、ずっと覚えている人がいる。一生忘れられない人がいる」
そんな出会いをしていきましょう。
あなたがそういう人になるのです。