日常を面白くする場所は、意外な場所にあります。
それは「階段の踊り場」です。
踊り場とは、階段の途中に設けた、少し広くて平らな足休めの場所をいいます。
踊り場のない階段もありますが、長い階段はたいてい踊り場が設けられています。
では、踊り場で何をするか。
階段の踊り場まで来れば、ちょっとだけ踊ってみましょう。
「踊り場」という名前のとおり、踊ってみるのです。
ダンサーをイメージしながら軽やかにステップを踏んだり、ぐるっと回ったりしてみます。
風を感じながら、ふわりと踊って宙に浮いてみる。
サンバやタンゴなど、本格的に踊ってもOKです。
踊れないなら「踊りっぽい動き」でもOKです。
軽くスキップをしてみたり、万歳をしながらジャンプしてみたりするだけでも、形になるでしょう。
「ここまで頑張って階段を上った」という自己称賛の意味で、にこにこしながら踊ってみます。
周りに人がいて恥ずかしいなら、人がいないときだけでもかまいません。
周りに人がいなければ、大げさに踊っても恥ずかしくありません。
すると、きっと幸せな気持ちに包まれるでしょう。
幸せな気持ちになるから、踊るのではありません。
踊るから、幸せな気持ちになるのです。
もちろん階段の踊り場は、踊るために設けた場所ではありません。
階段の踊り場は本来「休憩」「危険防止」「方向転換」のためにありますが、堅い話は抜きにしましょう。
第4の意味として「踊り」を加えてみましょう。
本来の3つの役割に加え、新しくマイルールを加えるのです。
ばかばかしいと思うかもしれませんが、頭を柔らかくしようではありませんか。
常識にとらわれず、面白い発想を大切にしてください。
今まで特に意識せず階段の踊り場を通っていたかもしれませんが、今日から少し考え方・行動パターンを変えてみましょう。
ユニークな考え方をすれば「普通の踊り場」が「面白い場所」に変わるから不思議です。
わくわく楽しみながら階段の踊り場を通れるでしょう。
余裕があれば、踊り場用の踊りを作ってみるのも、ユニークが際立ち、面白いでしょう。
新ルールを作って、日常をもっと面白くしていくことが大切です。
幸せは、階段の途中にあります。
階段の踊り場は、踊るためにあるのです。