世の中には「醜い」と呼ばれる生き物が存在します。
たとえば、ブタやカエルは醜い生き物として知られています。
「ブタは醜い」「カエルは醜い」といった声がよく聞かれます。
それは本当にそうでしょうか。
ここに「思い込み」が関係しています。
醜いと思っているから、そう見えるだけです。
思い込みとは怖いものです。
一度そう思ってしまうと、色眼鏡がかかります。
先入観が働くようになって、そういうふうにしか見えなくなるのです。
ここで面白い実験があります。
「醜い」を「かわいい」に置き換えてみてください。
「ブタは醜い」ではなく「ブタはかわいい」と思いながら、もう一度見てみましょう。
「カエルは醜い」ではなく「カエルはかわいい」と思いながら、もう一度見てみましょう。
面白いことに、かわいく見えてくるはずです。
さっきまで醜いと感じていたのに、不思議とチャーミングに見えてくるのです。
「かわいいと思うなんて無理」という生き物もいるかもしれません。
それでも「かわいい」と思うのです。
世界一醜いと言われる「ブロブフィッシュ」という生き物がいます。
イギリスで「世界一醜い生き物」という不名誉な称号を与えられた魚です。
「ブロブフィッシュは醜い」ではなく「ブロブフィッシュはかわいい」と思いながら見てみましょう。
やはりかわいく見えてくるはずです。
原因は、心の色眼鏡です。
結局のところ、そう思うからそう見えるだけです。
心の色眼鏡は、一瞬で変わります。
醜い生き物かどうかではありません。
醜い生き物と思うかどうかです。
醜いものをゼロにできなくても、減らすことならできます。
「醜い」を「かわいい」に置き換えて、どんどん世の中から醜い生き物を減らしてください。
醜い生き物かどうかは、自分の心が決めることです。
自分がかわいいと思えば、そう見えます。
とげとげのハリネズミも、鼻の長いテングザルも、変な顔をしたウーパールーパーも「かわいい」と思えば、そう見えてきます。
結局のところ「醜いものがあるのかどうか」ではなく「醜いと感じるかどうか」です。
「醜い」を「かわいい」に置き換えて、どんどん見え方をポジティブに変えていってください。
動物園に行ったとき、すべての動物をかわいいと思いながら見ていくと、すべてかわいく見えるようになります。
「カメはかわいい」
「ゴリラはかわいい」
「カメレオンはかわいい」
動物園が「かわいい生き物の楽園」に変わるでしょう。
自分の顔を見て「醜い」と思うこともあるかもしれません。
それも思い込みです。
そう思っているから、そう見えるだけです。
「私の顔はかわいい」と思えばいいのです。
そう思えば、そう見えてきます。
自分の中でイメージアップ改革が起こしましょう。
その気になれば、世の中から醜いものをゼロにすることも不可能ではありません。