運命の場所はどこにあるのでしょうか。
自分の人生を変えてくれる運命的な場所は、特別なところにあるように思えます。
「自分の人生を変える場所が、どこかにきっとあるに違いない」
そう思って、さまざまなところへ出かける人もいるでしょう。
イベントに参加したり、旅行に行ったり、パワースポットを巡ったりする。
転職や引っ越しで、新しい環境に挑もうとしている人もいるでしょう。
海外留学・ホームステイ・ワーキングホリデーを検討している人もいるでしょう。
さまざまな手段で運命の場所を探しているかもしれません。
もちろん行動力があるのはいいのですが、ここで注意したいことがあります。
運命の場所は、そこに到着してすぐわかるものではありません。
後から気づくものです。
ずっと後になって「そういえば、あれが人生のターニングポイントだった。あそこは『運命の場所』だったな」と思うもの。
タイムラグが生じます。
しかも比較的長いタイムラグであり、数年後・数十年後に気づくことも少なくありません。
また、運命の場所を探していたとしても、確実に見つかるとは限りません。
時間は瞬く間に過ぎていきます。
運命の場所を探しているうちに、どんどん時間が過ぎていきます。
「運命の場所を探しているうちに人生が終わりました」となっては笑えません。
「運命の場所を探す」という発想は、受け身の姿勢です。
「運命の場所に私を変えてもらう」という考え方では、なかなか運命的な出来事も起こりにくいでしょう。
運命という壮大な響きに惑わされ、かえって運命の場所が見つかりにくくなるのです。
本当に運命の場所を見つけたいなら、発想を切り替えてください。
運命の場所を探すのではありません。
今いるところを運命の場所にするのです。
「運命の場所を探す」という発想から「今いるところを運命の場所にする」という発想に切り替えましょう。
運命の場所は、自分の行いによって、作り出すことが可能です。
今、目の前にいる人と語り合いましょう。
今、目の前の出来事に集中しましょう。
今、目の前にある仕事に専念しましょう。
すると、価値観や人生観を変えるような出来事が起こります。
人が集まってきて、幸運を引き寄せ、奇跡が起こります。
その結果、今いる場所が運命の場所になるのです。
今に集中することが、今いる場所を運命の場所にするコツです。
「運命の場所」という神々しい響きのせいでしょうか。
運命の場所と聞けば「1つだけでなければいけない」と思いがちですが、誤解です。
運命の場所は、1カ所である必要はなく、複数カ所あってもかまいません。
運命の場所がたくさんあるなんて、なんと素晴らしい人生なのでしょう。
運命の場所は、たくさんあっていいのです。
あなたは今どこにいますか。
特別な場所にいるわけではないかもしれませんが、誤解です。
特別な場所に思えなくても、特別に考えてみてください。
往々にして、運命の場所は平凡に見えます。
後から運命が感じられ、特別感が湧いてきます。
その場所で奇跡を起こし、運命の場所にしようではありませんか。
目の前の人・仕事・イベントに集中しましょう。
「私は今ここで生まれ変わる」という確固たる気持ちで、しっかり集中することです。
すると、本当にその場所が運命の場所になります。
運命の場所を探すのではなく、今いるところを運命の場所にするのです。