感謝と幸福感を高める考え方があります。
あなたが好きなことをしているとき、どう考えますか。
「好きなことをしている」と普通に考えることが多いのではないでしょうか。
もちろん悪くない考え方ですが、少し表現を工夫することで、感謝と幸福感をもっと高めることができます。
それは「好きなことをさせてもらっている」という考え方です。
「させてもらっている」という表現はおかしく思えますが、誤解です。
好きなことをしているとき、客観的に状況を振り返ってみてください。
自分だけでなく、多くの人のおかげで実現できていることに気づけるはずです。
たとえば、好きな本を読んで楽しむ場面があるとします。
貴重なコンテンツを楽しめるのは、それを書いてくれた著者のおかげです。
読書をする時間があるのは、誰かが時間を提供してくれたおかげです。
静かに本を読めるのは、静かな場所があるおかげです。
本を読むことを許してくれる環境があります。
また、映画館で映画鑑賞を楽しむ状況があるとします。
素晴らしい映画を楽しめるのは、素晴らしい俳優が存在して、映画を制作した人たちがいるおかげです。
大画面で見ることができるのは、立派な映画館があるおかげです。
映画が流通しているのは、流通業者がいるおかげです。
その映画に巡り会えたのは、今の時代に生まれたおかげです。
人のおかげだけでなく、運やタイミングが関係していることもあります。
自分勝手に好きなことをさせてもらえるのは、それだけで恵まれた環境です。
さまざまな好条件に恵まれた結果、自分は今、好きなことを楽しむことができているとわかります。
だから「好きなことをさせてもらっている」と考えるのです。
あらためて考えると、恵まれた状態によって実現していることに気づけるでしょう。
あなたが好きなことは何ですか。
今日好きなことをするとき、謙虚な気持ちで「好きなことをさせてもらっている」と考えてみてください。
「なんてラッキーなのだろう。なんて恵まれているのだろう。こんなに好きなことをさせてもらってありがたい!」
好きなことができる自分の幸運に気づけます。
感謝と幸福感に包まれ、優しい気持ちになれます。
好きなことをさせてもらえて、本当に今日もラッキーです。
「好きなことをさせてもらっている」と考えれば、感謝と幸福感が湧き、ますます好きなことを楽しめるようになります。