ため息をつくのはよくありません。
ため息はネガティブな行為。
ため息をつくと、暗い雰囲気が漂い、ますます体がだるく感じます。
「だるくて疲れている」という自覚を促すため、余計に体がだるく感じます。
周りに人がいると、迷惑にもなります。
ため息をつくと、声は出なくても、息を吐く音がある。
人のため息を聞かされると、自分にもだるい雰囲気が伝わってきて、やる気や元気が奪われてしまいます。
露骨なため息は、もはやマナー違反といっていいでしょう。
悪口ではありませんが、悪口に匹敵するほどの悪影響があります。
ため息をつくくらいなら、深呼吸をするほうがいい。
ため息はネガティブな行為ですが、深呼吸はポジティブな行為です。
深呼吸をすれば、たっぷり酸素を取り込むことができ、思考が明瞭になります。
気合が入って、適度な緊張感が生まれ、脳も心も元気が出てきます。
大きく息を吸ってゆっくり吐けば、ため息になりません。
できるだけため息は避けつつ、深呼吸を心がけることが大切です。
しかし、これがなかなか難しい。
ため息をつかないように意識していても、気持ちが緩んだとき、うっかりため息が出てしまうことがあります。
完全に防ぐのは難しい。
人間ですから、時には油断することもあります。
「しまった。ため息をついてしまった」と自分を責めそうですが、まだ挽回のチャンスはあります。
うっかりため息をついてしまったら、すぐ深呼吸をしましょう。
ため息をついても、すぐ深呼吸をすれば、ぎりぎりセーフです。
ため息が、深呼吸をするときの動作の一部になるため、悪い印象がありません。
最後を深呼吸で締めくくることになるので、ポジティブになります。
ため息をついた後の深呼吸は「さあ、これから頑張るぞ!」という前向きな様子に見えます。
気合が入り、体も引き締まる。
最後をポジティブで締めくくれるので、印象がよくなるのです。