口癖を直すために一番必要なのは何でしょうか。
体力でしょうか。
時間でしょうか。
協力でしょうか。
いいえ、どれも違います。
もちろんどれも大切なポイントですが、一番大切なことはもっと基本的なことです。
意識なのです。
口癖を直すためには、一にも二にも、意識です。
「自分が発する言葉にしっかり注意を向ける」ということです。
意識なくして、口癖を直すことは不可能。
「意識しないで口癖が直った」はありません。
意識しないで自然と口癖が直るなら、誰も苦労しません。
成長とともに自然と口癖が直ることもありますが、現実的な方法ではありません。
自然に任せていて、時間がかかりすぎる上、直る保証もありません。
きちんと口癖を直したいなら、運任せも自然任せも厳禁です。
口癖は、体に染みついているもの。
体に染みついている習慣を変えるには、意識をすることが欠かせません。
いったん定着した口癖を直すには、自発的な取り組みが必要です。
「この口癖をやめよう」と意識するから、言葉遣いに注意ができます。
喉まで出かかった言葉を、ぐっと我慢することができます。
口癖を別の言葉に置き換えることができるようになります。
そのため、口癖を直したいなら、意識をすることから始めてください。
意識をするから、自発的に取り組むことができ、直るのも早くなります。
意識がなくて困ることはあっても、あって困ることはありません。
意識、意識、また意識。
口癖が直るかどうかは、意識の強さにかかっています。
しっかり意識ができれば、口癖の改善の半分は成功したも同然です。
人は、忘れる生き物です。
最初は意識していても、油断していると、意識を忘れます。
なかなか意識ができないなら、紙に書いて、目立つところに貼るといいでしょう。
紙に書けば、はっきり目に見える形になります。
書き方は、注意書き・決意表明のどちらでもかまいません。
書いた紙は、部屋やトイレの壁に貼ったり、デスクマットの下に挟んだりします。
生活の中で自然と見る機会ができるので、無理なく意識を保てます。
家族に見られるのが嫌なら、手帳や日記に書き込んだり、財布の中にメモ書きを入れたりするといいでしょう。
やりすぎに感じるかもしれませんが、きちんと口癖を直すためには有効な方法です。