メイクは、流行によって、左右されます。
一昔前に流行したメイクを見て、違和感があるのではないでしょうか。
「なぜこんなメイクが人気だったの?」と。
時代によって、美しく見えるメイクは変わります。
国によって、メイクの仕方も変わります。
年齢によって、メイクの仕方も変わります。
季節によって、映えるメイクも変わります。
価値観はあって、ないようなものです。
しかし、時代、年齢層、国などが違っても変わらない、メイクの基本があります。
絶対的なメイクの法則と言ってもいいでしょう。
「立体感を意識すること」
これです。
なぜメイクでは、濃淡を意識するのでしょうか。
本来、人の顔は、でこぼこしています。
外を歩いて、普通に光が当たったとき、太陽からの光が当たります。
このとき、鼻の頭のように出っ張った部分は明るく見え、鼻の脇や目のくぼみは暗く見えますね。
高いところほど光がよく当たり、くぼんだ部分は影になる。
ごく当たり前の見え方です。
つまり、立体感です。
この事実に、例外はありません。
骨格が高いところほど、ファンデーションを厚塗りするのも、立体感を意識しているからです。
アイシャドーが外に向かうようにグラデーションを仕上げるのも、立体感の法則です。
光が当たったときの自然な見え方は、古今東西、年齢、時代の変化など、関係ありません。
この基本的な法則を押さえたうえで、メイクを始めましょう。
立体感を意識しながらメイクをすることが、上手にメイクをする鉄則です。