アイデアを考えるとき、ある不安に悩まされることがあります。
「アイデアが出なかったらどうしよう」です。
アイデアを出す仕事は、単純作業とは違って、時間と成果が比例するとは限りません。
考える時間が長くても、なかなかアイデアが出ないことは珍しくありません。
アイデアは、流れ星に似ています。
いつ出るのかわからない。
どんなアイデアが出るのかもわからない。
きちんと集中して頑張っても、アイデアが出ないことも少なくありません。
アイデア発想は、肉体労働ではなく、知的労働です。
頭が勝負なので、睡眠不足だったり感情が乱れていたりすると、悪影響を受けます。
なかなかアイデアが出ない時間が続くと「アイデアが出なかったらどうしよう」と焦り始めるでしょう。
自然に生じる不安ですが、ここがポイントです。
「アイデアが出なかったらどうしよう」と考えるのはよくありません。
ネガティブなことを考えていると、ますます不安が募るばかり。
不安は、アイデア発想の天敵です。
うまくいかなかったときの様子を考えると、心の中でストレスが生じます。
発想が萎縮してしまい、思考のブレーキになる。
思い描いた不安のとおりに現実が向かっていく。
「アイデアが出なかったらどうしよう」と考えていると、本当にアイデアが出なくなるのです。
考えるなら、逆の言葉がおすすめです。
「アイデアが出たらどうしよう」です。
「アイデアが出たらどうしよう」と思いながら、アイデアが出た後の様子をイメージしてみましょう。
あなたのアイデアに喜んでいる人の様子。
上司や同僚たちからアイデアを褒められているところ。
自分のアイデアが、世の中によい影響を与えている場面。
ポジティブなイメージをしていると、わくわくした気持ちになってくるでしょう。
「アイデアが出たらどうしよう」と考えていると、ますますアイデアを考えるモチベーションも上がります。
ポジティブな期待をしていると、ポジティブな気持ちになるので、想像力や発想力が膨らみやすくなります。
「アイデアが出たらどうしよう」と考えていると、アイデアが出やすくなるのです。
ポジティブ思考の1つですが、アイデア発想に好影響を与えるポイントです。
「アイデアが出なかったらどうしよう」ではなく「アイデアが出たらどうしよう」と考えましょう。