穏やかな人になりたいなら、明るい表情を心がけましょう。
穏やかな人には、明るい表情があります。
普段からにこにこしていて、明るい雰囲気が出ています。
楽しいときはきちんと笑い、しっかり笑顔を見せます。
いつも明るい笑顔を振りまき、周りに明るい印象を与えています。
ここで、笑顔に関する3つの誤解があります。
よく聞かれる言葉ですが、誤解です。
まず明るい表情は、性格の問題ではありません。
もちろん明るい性格のほうが、明るい表情も増えますが、暗い性格であっても、明るい表情を作ることは可能です。
表情筋は、自律神経とは違い、意識的にコントロールできる筋肉です。
表情は、性格にかかわらず、自分の意志で自在に作れます。
たとえ気持ちがどん底でも、明るい表情になれます。
「楽しくないのに笑えない」と思うのも誤解です。
たしかに何もないのに笑うのは不自然ですが、にこにこした表情なら自然です。
口角を少し上げるだけでいいのです。
ほんの少し口角が上がるだけで、表情は明るくなります。
たとえ暗い気持ちでも、普段から口角を上げて、にこにこすると、明るい雰囲気を出せます。
「自分の笑顔に自信がない」というのも考えすぎです。
笑顔は笑顔です。
笑顔に、暗い表情は1つもありません。
笑いじわができようと、顔がくしゃくしゃになろうと、笑顔になれば必ずポジティブな雰囲気が出ます。
普段から明るい表情を意識しましょう。
明るい表情とはいえ、大げさな笑顔は不要です。
にこにこするだけでいいのです。
楽しいことや面白いことがなくてもいいので、まずにこにこしましょう。
口角をたった3ミリ上げるだけで、表情は変わります。
口を閉じたままでも、口角を上げるだけで、明るい表情になれます。
にこにこしていると、不思議な感情の変化を実感できるでしょう。
「自然と穏やかな気持ちになっていく」という変化です。
表情筋は脳とつながっています。
明るい表情になると、表情筋から脳にポジティブな刺激信号が伝わります。
脳は「この人は今、幸せになっている」と認識して、幸福な気持ちを生み出していくのです。
心の状態がよくなり、安定した気持ちになります。
たとえいらいらしていても、明るい表情を心がけていると、だんだん気持ちが落ち着いてくるはずです。
穏やかだから、明るい表情になるのではありません。
明るい表情をするから、穏やかになるのです。
普段からにこにこしていると、普段から穏やかな気持ちでいられます。
明るい表情は、人を明るい気持ちにさせたり、幸せにさせたりする力があります。
「笑顔もプレゼントの1つ」と考えてください。
笑顔になるだけでいい。
普段からにこにこした表情を心がけ、たくさんのプレゼントを与えていきましょう。
あなたが笑顔になっていると、相手も笑顔で返してくれるようになります。
気づけば、多くの笑顔に囲まれる生活になっているはずです。