賢い人の特徴の1つ。
それは「論理的思考力を身につけている」という点です。
論理的思考力とは、筋道を立てて考える力のことをいいます。
支離滅裂な考え方や感情に任せた話し方では、上手に説明することができません。
思考や判断が的外れでは、笑われるだけで、相手にされません。
もちろん気軽な雑談ならいいでしょう。
自由気ままに発言を楽しむのも、雑談の面白さの1つ。
細かい点は気にせず、とにかく明るく楽しく話すことに集中すれば、どんどん話が盛り上がります。
しかし、説得して自分の主張を通したい場では、筋道を立てて説明する必要があります。
たとえば、プレゼンのときや企画を通したいときです。
根拠もデータもなく、主張したところで、誰も相手にしてくれません。
筋道を立てた話し方だからこそ、自分の主張を正しく相手に伝えられ、説得が実現できます。
そこで必要なのが、論理的思考力です。
論理的思考力を身につけていると、物事の本質を見極めた発言ができるようになります。
論理的思考力が身につくと、筋が通る話し方ができるので、話がわかりやすくなります。
説得力が向上するため、相手から同意や納得を得られやすくなります。
ぜひ、論理的思考力を身につけていきましょう。
絶対必要な能力ではありませんが、人生を切り開く武器になるため、なるべく身につけておくほうがいい能力です。
生活の中で自然と身につくこともありますが、積極的に心がけたほうが早く向上します。
論理的思考力は、日常生活を通して鍛えていける能力です。
論理的思考力に関する本を読んで、筋道が通った話し方の基本を学ぶのもいいでしょう。
本を読めば、論理的思考に関する知識や思考法を効率よく学べます。
ただし、本を読むだけで満足してはいけません。
論理的思考力は、スポーツと似ているところがあります。
本を読むだけで身につくことではありません。
経験と実践を積み重ねていくことで、能力が高めていけます。
知識を得るだけで終わらせず、普段の生活を通して、論理的に考える機会を作っていくことが大切です。
論理的思考力を鍛えるきっかけは、シンプルです。
普段から素朴なことに疑問を持って、理由を考えることから始めるだけで十分です。
たとえば、時事ニュースです。
テレビや新聞で時事ニュースを見聞きしたとき「なぜだろう」と疑問を持って、自分なりに理由を考えてみることが大切です。
すぐ人に正解を聞くのではなく、最初はじっくり自分の頭で考えることが大切です。
早く結論を出すことより、時間がかかってもいいので、正しい結論を出すことに集中しましょう。
自分なりの結論が出るまで考え抜く経験を積み重ねていくうちに、論理的な考え方と話し方が身についていきます。
論理的思考力は、一晩で身につくことではなく、長い時間がかかります。
情報の価値を見抜く。
現象と本質を見極める。
事実と事実以外を区別する。
「結論が出るまで考え抜く」という経験を積み重ねていくことで、論理的思考力を身につけていけます。