賢くなるためには、雰囲気に合わせることが大切です。
場の空気を読んで、違和感がないよう、周りと言動を合わせます。
円滑な人間関係には、雰囲気に合わせる能力が欠かせません。
場に合わせた行動をすれば、人との摩擦や衝突が減るので、円滑な人間関係を実現しやすくなります。
しかし、雰囲気に合わせるのはいいですが、流されるのはよくありません。
雰囲気に合わせるのはOKですが、流されるのはNGです。
どちらも見た目は同じかもしれませんが、本質に大きな違いがあります。
雰囲気に合わせる状態は、あくまで主体性を保たれている状態です。
周りの雰囲気に合わせつつも、きちんと自分の意志と判断で行動しています。
きちんと自分の考えや立場をはっきり持っていて、周りに影響されていない状態を保っています。
一方、雰囲気に流される状態は、主体性が欠如している状態です。
自分の意志や判断は後回しにして、周りに合わせることが第一になっています。
「嫌われたくない」「少しでも好かれたい」という気持ちが強いと、周りに合わせて流される状態になりがちです。
周りに流される状態は、衝突や対立はないものの、注意が必要です。
雰囲気に流されると、自分らしい判断や行動がしにくくなります。
ふらふら周りに流されていると、自分らしさが失われ、自分も見失います。
思いもよらぬ判断をしたり、不本意な結果をもたらしたりする危険もあります。
後から「こんなはずではなかった」と悔やむことになるのです。
主体性を失って、周りに流されている状態は、賢いと言えません。
雰囲気に合わせても、流されないこと。
表向きは同じに見えても、結果には、大きな違いがあります。
常に主体性を保つことで、周りに流されず、賢く判断と行動ができるようになります。