賢くなるために、大切にしたい心があります。
好奇心です。
好奇心とは、未知のことや珍しいことに興味を持つ心のことをいいます。
「好奇心は子どもが持つもの。大人が好奇心を持つのは不自然」と思っていませんか。
いいえ、それは誤解です。
好奇心は、子どもだけでなく、大人も大切にしたい心です。
賢くなるためだけでなく、楽しく生きるために必要な心でもあります。
好奇心を大切にすると、新しいことに敏感になるため、情報の吸収力が向上します。
好奇心は、記憶力を高める効果があります。
強制で学ばされた勉強とは違い、好奇心を持って学んだことのほうが、わくわくした気持ちがあるのでスムーズに吸収できます。
私たちは大人になるにつれて、好奇心を忘れてしまう傾向があります。
幼いころは純粋な好奇心に従って行動していましたが、大人になるにつれて、現実を見るようになります。
好奇心より、保守的・合理的・現実的な考え方を大切にしようとする。
特に社会人になって働き始めると、仕事はお金が絡んでいるため、何でも好奇心で行動するわけにはいきません。
好奇心より利害損得を考えた行動になりがちです。
しかし、いつも利害損得を考えた行動ばかりでは、つまらない大人になってしまいます。
利害損得ばかり考えていると、考える幅が狭くなり、だんだん頭も固くなります。
学ぶときも、役立つかどうかで選別してしまい、知識の吸収力も悪くなる。
何をするにも、品定めをするような目つきになって、表情も悪くなってしまうのです。
そこで大切なのが、好奇心です。
いま一度、好奇心を思い出しましょう。
好奇心は、誰もが持っています。
もちろんあなたも好奇心を持っています。
心がわくわくする気持ちに気づいてください。
「気になる」
「興味がある」
「面白そうだ」
「楽しそうだ」
「これが好き!」
心がわくわくしたら、それが好奇心です。
好奇心を大切にすると、未知のことや珍しいことをどんどん吸収していけ、賢くなっていけます。
また常に新しい情報を吸収する状態になるため、心を若く保てます。
興味があることは、自分から進んで向かっていきましょう。
「興味がある」と思ったら、ゴーサインです。
興味があることに向かって素直に突き進んでいけば、新しい世界を知ることができます。
好奇心があるかぎり、常に心は若く保てます。
そして、どんどん賢くなっていけるのです。