あなたには尊敬できる人がいますか。
わざわざ尊敬できる人を作らなくても、生きていくことは可能です。
衣食住があって、友人がいて、最低限の収入があれば、生きていけるでしょう。
自分らしい生き方を貫く人なら、自分に集中すればいいだけなので「尊敬する人は不要」と思うかもしれません。
自分の価値観を大事にしている人なら、尊敬できる人がいなくても問題なく感じるのではないでしょうか。
しかしそうであったとしても、尊敬できる人は、いないよりいたほうがいい。
尊敬する人は、あなたの成長を押し上げてくれる存在だからです。
尊敬する人とは、お手本であり、憧れです。
尊敬する人がいる・いないでは、自分の限界も一回り変わります。
「この人が素晴らしい。自分も頑張って見習おう」と思える人がいると、励みになります。
自分の行動や振る舞いが引き締まり、スムーズな成長を促していけます。
「この人はすごい」と認めることは、自分の潜在力を刺激して、可能性を引き出す効果があります。
モチベーションを高めてくれ、根気や集中力を生み出します。
敬いあがめる対象がいるからこそ、人生に迷わず、堅実に生きていけます。
尊敬される人には、尊敬する人がいます。
たまたま尊敬している人がいるのではありません。
尊敬する人がいるから、飛躍的な成長を遂げることができ、結果として尊敬されるようになりました。
まだ尊敬する人がいないなら、今から見つけてみませんか。
今から見つけても間に合います。
尊敬できる人の作り方は自由です。
自分が「すごい」と認めることができる人なら誰でもかまいません。
身近な人だけでなく、面識のない人も含めて広く探せば、見つかりやすくなります。
著者でも有名人でも故人でもかまいません。
直接会ったり話したりすることはなくても、その人の様子から刺激を受けるでしょう。
また分野別に尊敬する人を見つけるのもいいでしょう。
たとえば「知識についてはこの人」「礼儀作法についてはこの人」といった具合で、尊敬する人を見つけるのもOKです。
1人だけである必要はなく、何人いてもかまいません。
さまざまな人から刺激をもらったほうが、見識や世界観が広がって、価値観を深めていけます。
大切なことは「敬いあがめる存在を作る」ということ。
尊敬できる人がいるから、ゆくゆく自分もそれに近づいていけます。
尊敬する人を作っておくほうが、人生を何倍も有意義に生きることができるのです。