同棲中、パートナーが失業して無職になったとき、どうするか。
基本的にパートナーが職を失っても、生活費の折半は続けたほうがいいでしょう。
最初に生活費の折半を約束したなら、ルールにしたがって折半を続けるのがベストです。
ただし、パートナーの貯金が厳しい状況もあります。
一時的に生活費の折半は取りやめ、仕方なく自分がパートナーの分まで生活費を出すこともあるでしょう。
安易に生活費を出しそうになりますが、ここが注意ポイントです。
パートナーに投資をすれば、再就職もスムーズになるはずですが、現実では思うようにいかないことがあります。
働かなくても生活が続けられるのは、さぞ楽な環境でしょう。
全額負担を続けると、パートナーは気持ちに緩みが生じるかもしれません。
生ぬるい環境に甘えてしまい、再就職への意欲を失う可能性があります。
パートナーを信じて生活費を出すのはいいですが、甘えさせるのは本人のためになりません。
パートナーを助けるつもりが、かえって惰性に導いてしまうことがあります。
経済的な負担が偏れば、2人の人間関係まで悪くなるでしょう。
最終的に2人とも貯金がなくなって破局までしてしまえば、最悪の状況です。
こうした事態を避けるため、あなたがパートナーの分まで生活費を負担するなら、心がけておきたい工夫があります。
失業したパートナーの分までお金を出すなら「期限付き」という条件を加えておきましょう。
「こちらの貯金にも限界がある。今は仕方ないから代わりにお金を出すけど、○○月までが期限です」
少し厳しいようですが、自分のためだけでなく、パートナーのためでもあります。
期限付きは、2人の将来を決める条件と言っても過言ではありません。
期限付きとわかれば、将来への危機感と緊張感を保てるので、再就職への意欲を保ちやすくなります。
今後の2人の成り行きにも関係することですから、心を鬼にして、期限付きにしておくのがよいでしょう。
再就職は、景気や時代に影響されることでもありますが、本当に必要なのは、本人の意思と行動力です。
どんなに景気や時代が悪くても、本気で働きたい気持ちがあれば、就職先はあります。
本気で本人の再就職を応援したいなら、期限付きにしておくのが得策です。