同棲の生活費で考えたいのは、共働きをするかどうかです。
もちろん共働きをするかどうかは、2人で相談して決めるのが基本です。
カップルの中には、相手の経済力だけで生活できる場合もあるでしょう。
相手の収入だけで生活ができるなら、わざわざ共働きをする必要はないように思えるかもしれません。
しかし、相手の収入だけで生活はできたとしても、安心はできません。
「相手の収入だけで生活ができているから大丈夫」と思うかもしれませんが、それはまだ子どもがいない今だから言えること。
現在だけでなく、未来を見据えて考えてみましょう。
結婚をして子どもが生まれると、お金は勢いよくなくなります。
1人の子どもを大学卒業まで育て上げる総費用は、2000万から3000万ほどかかるといわれています。
もちろん教育費は教育水準によって変わりますが、少なくとも大金が必要なのは間違いありません。
将来、マイホームの購入を考えているなら、なおさらです。
マイホームは、頭金だけでも350万円ほどかかるのが一般的です。
これだけのお金を捻出するのは、大変な苦労が必要です。
そのため子どもがいない今は、共働きをしてお金を貯めるチャンスとも言えます。
「生活ができている」と慢心せず、同棲中にしっかり貯金を貯めておくことが大切です。
したがって、同棲の基本は共働きです。
無理やり仕事をする必要はありませんが、少しでも時間に余裕があれば、共働きを選択しておくのが賢明です。
家事を専業とするなら、子どもができてからでも間に合います。
事情がある場合を除き、できるだけ2人で働いて、将来に備えてお金を貯めておくのがいいでしょう。
今のうちに余裕を作っておけば、結婚資金にも余裕ができます。
いざ子どもができても、最低限の教育を受けさせられるでしょう。
生活費に余裕があったとしても、現状に油断せず、できるだけ共働きをしたほうがいいでしょう。
本来、仕事とは楽しいもの。
働くのは大変ですが、自分が社会に参加することで、人類と社会の発展に貢献できます。
苦労しながらお金を稼ぐことで、金銭感覚を養うメリットもあります。
今のうちにしっかり働いて、貯金を貯められるだけ貯めておきましょう。
将来を考えると、事情がある場合を除き、できるだけ共働きをしてお金を貯めておくのが得策です。