嫌いな人がいると、悪口・陰口を言いたくなるかもしれません。
本人のいないところで、その人を悪くののしりたいかもしれませんが、人付き合いでは注意したい行動です。
人付き合いが下手な人は、平気で悪口・陰口を言います。
他人の気に入らないことがあれば、本人のいないところで、荒々しくののしります。
悪口・陰口を言う人は、不快な発言をしている意識がありません。
「事実を言っているだけ」
「ストレス発散になる」
「悪い噂を広めて困らせてやりたい」
深く考えず、いらいらした感情に任せ、鬱憤を晴らすかのように汚い言葉を吐きます。
しかし悪口・陰口は、言えば言うほど、言っている本人の印象が悪くなります。
悪口・陰口を言う人は、表情や態度が醜くなり、接しにくい雰囲気が出ます。
周りの人は「いつか自分も悪く言われそう。あまり関わらないでおこう」と不安になります。
警戒して、人が避けていくのです。
陰でこそこそ人の悪態をつくことほど、下品なことはありません。
悪口・陰口が癖になっている人は、心を許せる親友を作ることができません。
周りから警戒されるため、普通の友人すら作るのが難しくなります。
悪口・陰口を言えば言うほど、孤立を深め、寂しい日々を送ることになるのです。
人付き合いが上手な人は、悪口・陰口を言いません。
悪口・陰口を言ったところで、自分の品位を下げるだけであり、不毛な行為であることを知っています。
苦手な人がいたとしても、露骨に悪口・陰口は言わず、心の中にしまっておきます。
人から「あの人は最低だよね」と同意を求められても、気軽に賛同しません。
賛同すると、悪口・陰口を言ったのと同じことになるので注意しています。
「どうだろうね」「なんとも言えないね」などとうまく言葉を交わすか濁します。
どうしても吐き出したいときは、紙に書いて、ごみ箱に捨てます。
相手に直してもらいたければ、悪口・陰口で終わらせず、直接本人に言います。
直接本人に言うなら、悪口でも陰口でもなく、立派な改善行動です。