見積もりの段階で、業者の質を見抜きましょう。
依頼内容によって、料金が異なるタイプの業務があります。
たとえば、引っ越し業者なら、運ぶ荷物の量や種類によって見積もりが変わります。
粗大ごみ回収業者も、ごみの量や種類によって見積もりが変わります。
見積もりは、正式に業務依頼をする前の欠かせない仕事。
正式な業務を依頼するときは、見積もりを取ることから始めるのが基本です。
そのため見積もり対応が不自然な業者がいれば、注意が必要と言えるでしょう。
「弊社では見積もりを出さないことにしているのです」
「見積もりは必要ありません。私たちを信用してください」
堂々と説明されると「そういうものだろうか」と思い込みそうになりますが、明らかに不自然です。
商品ごとに値段が設定されているなら見積もりがないのもわかりますが、依頼内容によって料金が異なるなら、見積もりは必須。
見積もりを確認できなければ、後からトラブルに発展する可能性があります。
見積もりを出そうとしないのは、何らかの悪質な行為をしようとしている可能性があります。
見積もりを出そうとしない業者とは関わらないのが賢明です。
見積もりを出さないまま、いきなり業務に取りかかろうとする業者も注意が必要です。
「見積もりは後から出します。スピードが第一なので、さっそく業務に取りかからせていただきます」
仕事が速くて感心しそうになりますが要注意。
見積もりは、業務を始める前に出してもらわなければいけないもの。
「見積もりは後で出します」と聞けば、うっかり納得しそうになりますが、油断は禁物です。
言い逃れができないよう先に仕事を終わらせ、後から高い料金をふっかけてくる悪質な業者もいます。
見積もりは、トラブルを防ぐための大事なプロセスの1つ。
こちらが見積もりの依頼を忘れていたとしても、トラブルを防ぐため、業者から見積もりを出そうとしてくるのが普通です。
先に見積もりを出し、内容に納得できてから業務を始めてもらうようにしましょう。