別れ話の際、相手から提案をされることがあります。
「最後に○○しよう」です。
「最後に食事をしよう」
「最後にキスをしよう」
「最後に旅行をしよう」
別れることが惜しいのでしょう。
「最後に○○をしてくれたら別れる」などの条件を提示されると「最後ならいいかな」と気持ちが緩みがちです。
しかし、ここが重要な場面です。
「最後に○○しよう」とお願いされても、やはりきちんと断るのが正解です。
受け入れてしまうと、相手に譲歩することになるからです。
「最後に○○しよう」という提案を受け入れると、相手は「強く言えば受け入れてもらえる」と誤解します。
最後と約束して提案を受け入れても、再び「次こそ本当に最後」「今度こそ最後」と甘えてくるでしょう。
最後であるはずが、最後にならなくなる。
2人の関係が中途半端で曖昧になり、別れられなくなるのです。
相手から「最後に○○しよう」とお願いされても、きっぱり断ること。
油断も隙も見せません。
優柔不断な態度は不要です。
相手から「ひどい」「冷たい」「最低」と言われても、断固として意志を貫く。
冷たい対応に思えますが、別れの決意が固いことの意志表示です。
最終的に別れるのですから、最後に何かをしても意味がありません。
余計な思い出を増やしても、かえってつらくなるだけ。
最後に何か特別なことをしなくても、別れられます。