「恋愛に失敗した」
「自分はばかだ」
「相手を幸せにできなかった」
「付き合っていた時間が無駄になった」
恋人と別れたとき、そう感じるかもしれません。
一緒に楽しく過ごした出来事も、今となっては幻想のように思える。
失恋に悔しがってはいませんか。
好きな人から振られると、惨めな気持ちになり、落ち込むでしょう。
心に不満がたまり、悔しい気持ちになるでしょう。
恋人から振られると、ひどく落ち込みます。
自分を否定されているように感じるでしょう。
しかし「振られた、振られた」と考えているばかりでは、ますます落ち込みます。
失恋中は、失恋ならではの苦しみをしっかり味わっておきましょう。
失恋中は、次の交際を想像しながら今を乗り越えます。
できるだけわくわくするような場面を想像するのがコツです。
そんなにくよくよしないでください。
あまりくよくよしていると、神様はがっかりするでしょう。
神様は、遠くからあなたの様子を見ています。
「思い出」という言葉には、ポジティブな印象があります。
「楽しかった思い出」「幸せな思い出」「忘れられない思い出」など、明るい出来事に使われることが多い。
思い出を話そうとすると、まず楽しい過去から始めるのではないでしょうか。
「いい思い出」「悪い思い出」などと言いますが、誰が決めているのでしょうか。
自分にとって明るい出来事は「いい思い出」として考えがちです。
自分にとって暗い出来事は「悪い思い出」として考えがちです。
「恋をすると盲目になる」
誰もが一度は聞いたことがあるフレーズではないでしょうか。
特定の人に惚れると、その人のことで頭がいっぱいになります。
失恋を経験したら喜びましょう。
心の履歴書に「失恋の経験あり」というキャリアが増えたからです。
履歴書には、2種類あります。
「人生は、山あり谷あり」という言葉をよく聞きます。
「いいことと悪いことは、交互にやってくる」という意味です。
物事を都合よく解釈した言葉に思うかもしれませんが、理にかなった言葉です。
失恋とは何でしょうか。
行き止まりではありません。
失恋しても、道はまだまだ続きます。
好きな人から振られた。
1つの恋が終わった。
好きな人から振られると、人間を否定されたようで自信を失ってしまうことが多い。
大げさに別れを考えていないでしょうか。
私たちは出会いばかりに注目して、別れを軽視する傾向があります。
本来、出会いの数だけ別れもあります。
失恋なんて、単なる踏み台です。
「大事な恋愛を踏み台として扱うなんて恋人に失礼」
「真剣な恋愛だった。本当に好きな人だった。そんなふうに考えられない」
失恋とは何でしょうか。
恋人を失うこと。
心に傷がつくこと。
「失恋すると、きれいになる」
信じられないように思えますが、実際に本当の話です。
普通に考えれば、失恋するとやつれたり落ち込んだりすると考えるでしょう。
失恋は「最悪の地獄」と思っていませんか。
大切な人と別れることになった。
今まで過ごした時間も無駄になる。
失恋しても、死ぬわけではありません。
「失恋して死にそう」と思うかもしれませんが、気のせいです。
失恋だけで死ぬことはありません。
恋愛全体を「大きなレッスン」と見立ててください。
レッスン1から始まり、7段階の授業を受けることになります。
レッスン1は「片思い」です。
失恋しても時間が経てば、普通は自然と立ち直れます。
時間は、失恋の味方です。
時間が経てば、傷ついた心を少しずつ癒してくれ、立ち直る余裕を作ってくれます。
「トンネルから抜け出せない」
それはじっとしているからではないでしょうか。
じっとしたまま「トンネルから抜け出せない」と嘆くのはナンセンス。
別れの危機が訪れたとき、あなたは交際を続ける努力をしました。
「このままではいけない。何とかしなければいけない」と思って、できることを尽くしました。
忙しい中、会う時間を作った。
失恋すると、劣等感に悩むことがあります。
「自分の器が小さかった」
「相手を幸せにできなかった自分が情けない」
失恋にあまりくよくよしないでください。
失恋は、恋愛の通過点の1つにすぎません。
たしかに愛する人と別れることになりましたが、人生において致命的ではありません。
失恋をすると、自己嫌悪になることがあります。
鏡で自分を見るのも嫌。
自己評価も下がって、自信をなくす。
失恋した後、泣くのを我慢してはいけません。
泣くのを我慢していると、失恋から立ち直れません。
泣くのを我慢する行為とは、自分の素直な気持ちを無視して、現実も否定しているということ。
出会いは、別れへのカウントダウンです。
出会いがあれば、いつかその人と別れる日がやってきます。
これは人生の法則です。
1年には4つの季節があります。
春、夏、秋、冬です。
1年は、4つの季節の移り変わり。
今晩寝るとき、次の言葉を自分に言い聞かせてください。
「明日になれば元気になっている」と。
今日のことは、今日で終わりです。