「付き合っていた時間が無駄になった」
恋人と別れたとき、そう感じるかもしれません。
一緒に楽しく過ごした出来事も、今となっては幻想のように思える。
いくら長く付き合っていても、最終的に別れることになれば、今まで費やした時間や労力が無駄に感じるかもしれません。
「結局別れるなら、最初から付き合わなければよかった」と思ってしまう。
しかし、それは誤解です。
最終的に別れたとしても、やはり付き合ってよかったのです。
誰も愛さなかった1年より、誰かを愛した1年のほうが、人生を深く生きたことになるからです。
誰かを愛した1年は、誰も愛さなかった1年以上の価値があります。
愛は、有意義な時間を送るための最重要要素。
実際に恋人がいたことで、愛を直接体験することができました。
恋人がいたおかげで学んだこともあれば、成長できたこともあるでしょう。
恋人がいてくれたおかげで、華やかな時間を送ることもできました。
思い出もたくさんでき、心が豊かになったはずです。
愛は、教科書から学べません。
直接体験するしか学べません。
ですから、最終的に別れたとしても「付き合っていてよかった」といえます。
教科書から学べないことを学んだ時間でした。
別れたとしても、人生を深く生きたことになるのです。