告白するときに大切にしたいことは、雰囲気と言いました。
その雰囲気の1つとして「開放感」も大きな要素として挙げられます。
開放感があるときは、告白の成功率を上げることができます。
学生の人にとって、わかりやすいたとえで言うと「放課後」です。
放課後には、授業が終わったという「開放感」があります。
1時間目から6時間目まで勉強し、ようやく授業がすべて終わったときの放課後の開放感は、独特のものがあります。
放課後になると元気になります。
朝からずっと教室で勉強し、それなりに疲れているはずであるにもかかわらず、放課後になるとそんな疲れが一気に吹き飛びます。
それは開放感があるからです。
学校という束縛から解放され、今日の授業はすべて終わったという気分が人の心を元気にさせます。
放課後は告白にもってこいなのです。
いい感じで開放感が漂い、心に余裕がある時間帯を利用するほうが、賢い告白の仕方です。
そういえば私が始めて告白されたときも、放課後でした。
午前中から続く勉強が終わり、放課後の開放感にぼんやり教室で浸っているときに突然女の子がやってきました。
その日の授業はもう終わっていた時間帯ですから、私はいつも以上に告白について考える余裕ができていました。
もしこれが授業中だとなかなかうまくいかなかったと思います。
周りに友人がいたり、ざわざわして集中できなかったり、次の授業に頭の切り替えがうまくいかなかったりしているでしょう。
告白を邪魔する要因が勢ぞろいです。
もちろん授業中の告白が絶対うまくいかないということはありません。
授業中に告白しても、うまくいくこともあります。
ただし、まれなケースと考えることです。
むしろ、授業中に大切な告白をしてくる人は、雰囲気も読めないマナーの知らない人だと思われます。
告白するときには、できるだけ邪魔が入らないときにすることです。
授業中にするくらいなら、相手の心に余裕ができる放課後まで待ったほうが、成功率が高くなるのです。