プライベートは、話してもらうより、まず自分から話していくことです。
相手に心を開いてもらうより、まず自分から開くのです。
この心の窓をどれだけ開けるかが、相手と仲良くなれる最大のポイントになります。
特に好きな人にこそもっと自分のことを知ってもらわないと、いつまで経っても親しくなれません。
友人関係には「仲良くなる」と「親しくなる」という2つの言葉があります。
意味がそっくりに思われるかもしれませんが、実はこの2つには今後の2人の関係を揺るがすほどの大きな違いがあります。
相手と知り合い、単に話をするだけなら、仲良くなることはさほど難しいことではありません。
誰でも簡単に実践でき、時間もそれほどかかりません。
しかし、もう一歩踏み込んだ関係になりたければ「仲良く」から「親しい」という関係へとステップアップをすることが必要です。
仲良くなるという言葉が友人関係に使われるとすれば、親しいという言葉は恋人同士によく使われます。
親しいという響きは、お互いが心を開き打ち解けた関係ということです。
「親しい」とは「仲良く」以上に心が強く結びついていることを表現しています。
知り合ったのはいいが、友人で終わってしまった話をよく耳にします。
友人で終わるのか、それとも一歩踏み込んで恋人になれるのかを分けるポイントは、この「仲良く」と「親しい」の差にあるのです。
友人関係で終わってしまった人は、仲良しで関係を終わらせてしまった人です。
関係を深めたいのに、仲良くなることだけで満足し、それ以上の「親しい」関係を目指していなかったことに原因があります。
親しくなるには、心を開いた関係になることが必要です。
好きな人であるほど、どんどん心を自分から開くことです。
相手と親しくなることに、ためらう必要はありません。
もたもたしていると、友人関係で止まってしまうのです。