自分のためにも相手のためにもなるちょっとした気遣いがあります。
一つ一つの気遣いはそれほど大きなことではありません。
しかし、そんな小さなところまでケアをしてくれるところに相手の優しさや気配りのよさが感じられます。
先日、私のところに1本の電話がかかってきました。
ですがあいにく、私はちょうどそのとき外出中で電話に出られませんでした。
私が家に戻ると留守電が残っていました。
「こんにちは。~です」
というお決まりの言葉から始まり、折り返し連絡が欲しいとのことでした。
私が気遣いを感じたのは、その留守電の最後の部分です。
「折り返し、お電話をお待ちしております。私の電話番号は○○です」
連絡先の電話番号を、わざわざ残してくれていました。
留守番電話に電話番号まで入っていると、助かります。
わざわざ電話帳を出し、電話番号を調べる手間を省けるので時間を短縮させることができます。
電話番号が入っていることで「早く電話をかけなくちゃ」という行動促進効果まであります。
留守電を入れる人は、わざわざ自分の電話番号を言うのは面倒なことだと思います。
私が先方の電話番号を知っているのをわかっていますから「折り返しお電話ください」で済ませてしまおうと思えば、できます。
しかし、人間の優しさや気配りのよさは、本当に小さくてささいなところで垣間見えます。
その丁寧な留守電のおかげで、私も相手も連絡をスムーズに済ませることができました。
小さなことほど、気遣いが必要です。