落ち込んだときは、肉を食べましょう。
落ち込みと肉は関係ないように思えますが、深いところでつながっています。
肉は、人の気持ちに作用することが医学的に確認されています。
落ち込んでいるときは、脳の中で、ある物質が不足しかけている可能性があります。
その物質とは「セロトニン」と「ドーパミン」です。
脳内神経伝達物質であるセロトニンとドーパミンは、別名「幸せ物質」とも呼ばれています。
セロトニンは、歓喜や快感を伝え、精神を安定させる働きがあります。
ドーパミンは、気持ちを奮い立たせ、興奮の伝達に重要な働きがあります。
普通は、セロトニンとドーパミンが正常に分泌されることで、幸せな気持ちも感じることができます。
ところが、セロトニンとドーパミンが不足していると、普通に感じるはずの幸せな気持ちが感じにくくなるのです。
セロトニンとドーパミンの材料は、肉です。
きちんと肉を食べていますか。
肉が不足すると、セロトニンとドーパミンも不足気味になります。
情緒が不安定になり、落ち込みやすくなったり、幸せを感じにくくなったりするのです。
落ち込み気味の人は、肉をしっかり食べましょう。
幸せ物質であるセロトニンとドーパミンは、タンパク質から作られるため、肉が大切です。
肉は良質のタンパク質で、健康にも欠かせません。
タンパク質は、筋肉・内臓・皮膚・爪・毛髪など、人の体を作るのに不可欠な栄養素です。
1日に必要なタンパク質は「体重×1グラム」とされています。
たとえば、体重が60キロの人は、タンパク質は60グラムほど、必要になる計算です。
体重の「キログラム」を「グラム」に置き換えると、1日に必要なタンパク質の量を簡単に計算できます。
気持ちを安定させるためだけでなく、健康的な生活のためにも、落ち込んだときは、肉を食べましょう。