こう考えてみましょう。
「落ち込みを楽しんでみよう」と。
元気がなくて、それどころではないと思うかもしれません。
難しいかもしれませんが、頭を柔らかくして、発想を変えてみてください。
落ち込むのは嫌だと思うから、落ち込みがよくないと思いがちです。
そもそも落ち込んだときの精神状態は、落ち込んでいるときしか味わえません。
いつでもどこでも感じられるわけではありません。
ふわふわした不安定な感覚を、貴重な機会と考え、楽しんでみましょう。
情けなくて恥ずかしい感情。
切なくてやるせない気持ち。
体全身の力が抜けるような脱力感。
月食の曇りの夜に停電したような真っ暗な精神状態を、楽しむのです。
悲しむだけ悲しんで、その精神状態を楽しみましょう。
思いきり泣くのもよし。
大きなため息をつくのもよし。
ネガティブな感情を、日記に書きまくるのも悪くありません。
夜空を見上げて、気が済むまで星を見つめるのもいいでしょう。
「たまにはひどく落ち込むのもいいよね」と考えます。
すると、楽しむ発想がきっかけになって、考え方が前向きになるでしょう。
落ち込みを前向きに捉えると、本当に前向きになれます。
落ち込みを楽しんだほうが、立ち直るのが早くなります。