なぜ、幸せを感じないのか。
その理由は、感謝が足りないせいかもしれません。
自分の利益や欲ばかりを考えていれば、幸せになりそうに思えますが、逆です。
自分のことばかり考えていると、感謝を忘れ、人間は不幸せになります。
今生きているのは、多くの支えのおかげです。
あなたが生まれたのは、あなたを産んだ両親がいるおかげです。
今使っている道具は、どこかで作ってくれた人がいるおかげです。
肉を食べることができるのは、命を落とした動物がいるおかげです。
人は、1人では生きていけないとは、こういうことです。
間接的に、数多くの存在から助けられています。
では、そんなお世話になっている存在に感謝を伝えましょう。
感謝の手段は、何でもかまいません。
言葉で伝えてもいい。
手紙を書いてもいい。
できるだけ具体的な手段のほうがよく伝わります。
特にお世話になっている人には、季節の折りに贈り物をして、感謝を形で表現すると喜ばれます。
わざわざ身銭を切った贈り物は、格別の価値があります。
言葉で意思疎通のできない存在なら、心で「ありがとう」と思うだけでもかまいません。
感謝とは「ありがとうございます」と言うだけの行為ではありません。
感謝とは、自分の幸せを再確認する行為でもあります。
感謝を伝えれば伝えるほど「何て自分は恵まれているのだろう」という事実に気づけます。
すると「人生は素晴らしい」「光で満たされている」「こうしてはいられない」と思うはずです。
元気とやる気に満ちあふれ、何かをしたくなってむずむずするでしょう。
何でもいいから、今すぐ何かに感謝しましょう。
それが、幸せになる第一歩です。
幸せを感じるから、感謝するのではありません。
感謝をするから、幸せを感じるのです。