執筆者:水口貴博

面接で好印象を与える30のテクニック

22

否定や破壊的な意見より、肯定や建設的な意見。

否定や破壊的な意見より、肯定や建設的な意見。 | 面接で好印象を与える30のテクニック

面接では、意見を求められることがあります。

応募者の考え方を知るために、あるテーマについて、意見を求めようとするのです。

「環境汚染が問題になっていますね。今後はどうなっていくと思いますか」

「オリンピックが開催されますね。成功すると思いますか。どう運営されると思いますか」

まずは率直な意見です。

素直に自分が思う考えが基本になるでしょう。

しかし、正直すぎるのも、考えものです。

正直とはいえ、否定や破壊的な意見では、かえって採用を不利にさせることもあるでしょう。

「失敗すると思います」

「悪くなると思います」

「問題は山積みで、打開策はありません」

ネガティブな発言では、場の雰囲気が暗くなり、会話のトーンも下がります。

そんな発言をする人の印象まで悪くなるでしょう。

何事も否定や破壊的な考え方をする人は、企業にも不要だと考え、魅力を感じにくいのです。

意見を求められたときは、自分に対する印象も含めて考えなければいけません。

では、意見を求められたとき、どう答えるのが好ましいのか。

好ましいのは、肯定や建設的な意見です。

「成功すると思います」

「良くなると思います」

「問題はありますが、こんな対応をすれば、改善できるでしょう」

未来が明るくなる発言をします。

もしくは、改善につながるような発言をしましょう。

ポジティブな発言をすれば、場の雰囲気が明るくなり、会話のトーンも上がります。

話をする人の印象までよくなるでしょう。

考え方は個人の自由ですが、できればポジティブな考え方のほうが、面接官に好印象です。

面接で好印象を与えるテクニック(22)
  • 意見を求められたときは、否定や破壊的な意見より、肯定や建設的な意見を言う。
意味のわからない返事では、コミュニケーションが成立しない。

面接で好印象を与える30のテクニック

  1. 「見た目が9割」は本当か。
  2. コーポレートカラーを使った心理テクニックで、さりげなくアピール。
  3. 企業が求める人材を把握できなければ、ふさわしい受け答えができない。
  4. 面接で、ドアを開けたときの視線が重要。
  5. どんな気持ちで「よろしくお願いいたします」と言っていますか。
  6. 履歴書を面接に持参するときの注意ポイント。
  7. 自己紹介のときに、自己PRをしてはいけない。
  8. 言葉と態度が一致してこそ、説得力が生まれる。
  9. 面接は、自分を売り込む場。
    もじもじしていると、立派に聞こえない。
  10. どの企業でも嫌がられる印象。
    どの企業でも好まれる印象。
  11. どんなエピソードを交えて話すのが、最も効果的か。
  12. すぐ答えられない質問でも、すぐ相づちは打ったほうがいい。
  13. 「姿勢は美しいが、どこか不自然」という人の原因とは。
  14. 地味でも、礼儀作法がきちんとしていれば、面接官の心を動かせる。
  15. 余裕があれば、自主的に企画書を持ち込もう。
  16. 自慢の印象を和らげるのは「○○のおかげ」という一言。
  17. 内容は同じでも、紹介する順番で、印象が変わる。
  18. 第1志望であることを疑われないための3つのポイント。
  19. 真面目かどうかより、真面目な顔ができるかどうか。
  20. 聞かれてもいないのに、自分から欠点を言わない。
  21. 時事問題の知ったかぶりには、要注意。
  22. 否定や破壊的な意見より、肯定や建設的な意見。
  23. 意味のわからない返事では、コミュニケーションが成立しない。
  24. 就業意欲は、感情的ではなく、理性的に伝える。
  25. 「意欲や熱意が大切」と言うが、どうすれば伝えられるのか。
  26. 面識ができても、なれなれしくならない。
  27. 希望の勤務地を伝えると、選考では不利になるのか。
  28. 面接の練習をしたかどうかは、言わなくても伝わる。
  29. 残業を嫌がっていると誤解されない聞き方。
  30. 質問は、1つより複数のほうが、就業意欲が伝わりやすい。

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