嫌いなことをしてお金を稼いでも、本当の幸せにはなれません。
ある程度の幸せにはなれますが、本当の幸せになれません。
好きなことをするために、一時的に嫌いなこともする生き方なら、まだいいのです。
自分の夢につながる道ですから、未来があります。
我慢も、前向きに受け止めることができます。
しかし、将来の展望もなく、ただ食べていくために嫌いな仕事を我慢して稼いでも、本当の幸せにはなれません。
もちろん明るい未来がある面も、たしかにあります。
食べていくことができたり、家族が養えたり、老後の蓄えを増やしたりできるでしょう。
ただし、何か不満があります。
心底、喜べないものがあります。
一番大切な、自分の満足感が、足りないのです。
食べていくためとはいえ、嫌いな仕事を延々と我慢し続けている自分に、しっくりこないのです。
お金は稼げるかもしれませんが「何か違うんだよな」と思います。
しかも年々、その考えが強くなるから、怖いです。
年を追うことに、心の穴が大きくなる感じがします。
「自分の人生は我慢ばかりでいいのか」と自覚が、強くなるからです。
30代に入ったくらいから、多いです。
人生に、迷いが生じ始める時期です。
30代は、仕事も覚え、落ち着き、先の人生がわかり始める時期です。
「子どものころは夢を持っていたけれど、自分の人生は、やりたいこともできない、我慢ばかりの人生なのか」と思い始めます。
思うより、ふと、気づくのです。
たっぷりある貯金通帳を見て喜ぶはずが、なぜか、ため息が出るのです。