「会話を口でするもの」というのは、先入観です。
口でもできますが、ほかにもできる部分があります。
目です。
友人と会話するときを思い出しましょう。
会話を始めてから、目を見るのではありません。
目を見てから、会話を始めますね。
本来、コミュニケーションの第1は、口ではなく、目です。
目を合わせることです。
目を合わせることができれば、生き物の種類を問わず、会話ができるようになります。
飼っている犬や猫の目を見ましょう。
目を合わせることで、飼い主を愛する気持ちが、少しずつ伝わってきます。
動物園に行ったときは、いろいろな動物の目を見ましょう。
サル、カバ、ゾウ、キリン、パンダ、ウサギ、ヤギ。
ちらりと見るのではなく、じっと見ます。
にらむのではなく、目の奥を見るように、見つめます。
目を見ているだけで、生物間の垣根を越えた会話ができることに、驚くはずです。
目は、本当に素晴らしい。
目は、神様が与えてくれた、あらゆる生き物と交流できる共通言語なのです。