不老長寿は、昔からある、人類最大の願いの1つです。
人生が無限にあるのは、素晴らしいことであるように思えます。
長く生きることで、よりたくさんの楽しみを味わえるでしょう。
年を取らず、永遠の命があるのは、素晴らしい未来があるように思えます。
しかし、もし本当に人生が無限になれば、現実は少し異なるはずです。
生き方が、だらしなくなるに違いありません。
時間が無限にあるため、やる気がそがれます。
「無限にある」ということは「今しなくてもいい」ということです。
「また今度しよう」「いつかやろう」と思い、すべて後回しになるでしょう。
だらしない考えは、きっとだらしない人生につながります。
たしかに無限に続く人生は素晴らしいですが、だらだらした生き方と表情は、必ずしも美しいとは言えません。
人生は、有限だから、いいのです。
人生は、80年と言われます。
制限時間があるから、ほどよいタイムプレッシャーを感じながら、生きていけます。
今年は、今年だけです。
今日は、今日だけです。
常に「今しかない」と思えるのは、贅沢です。
買い物でも、期間限定販売のとき「今しかない」と思いながら買い物をすると、得した気分になれます。
人生も「今しかない」と思って行動するから、得した気分になれます。
人生が、有限でよかった。
制限時間があるおかげで、生き生きした生き方ができるようになるのです。