下着の汚れは、洗濯すれば、きれいに落ちます。
と言いたいところですが、実際は違います。
「ある程度、きれいに落ちます」というほうが、正確です。
洗剤のパワーによって、汚れや微生物を落としますが、あらゆる汚れを完全に落とせるわけではありません。
布の細かい繊維までこびりついた汚れや微生物までは落としきれず、強力な洗剤の力を使っても、わずかに残ってしまうのです。
年々、洗剤の改良によって汚れや微生物を落とす力は強くなっていますが、それでも限界があります。
もちろん汚れの大半が落ちているので、私生活では問題ありません。
見た目もきれいです。
においも残りません。
しかし、問題は、長期間、使い続けたときです。
同じ下着を何カ月も使い続けると、洗剤では落としきれない繊維の奥の汚れが、だんだんたまってきます。
その結果、きれいに洗ったつもりの下着でも、汗を少しかいただけで、においやすくなるのです。
下着ですから、外からは汚れは見えませんが、においやすくなるのは問題ですね。
お気に入りの衣類は、いつまでも使い続けたいと思うものです。
衛生面や体臭予防を考えれば、いつまでも使い続けるのは、無理があるのです。
一定期間使い続けた下着は、洗うより、買い換えたほうが得策です。
衣類は、すべて消耗品です。
特に、直接肌に触れる下着は、買い換えのサイクルを短めにしましょう。
靴下も同じです。
一定期間、お世話になったことに感謝して、新しい下着に買い換えましょう。