あなたは、自分のにおいを、知っていますか。
自分では、自分のにおいがわかりません。
鼻は、においに慣れやすい性質があります。
人間の感覚器官の中で、鼻ほど順応しやすい器官はありません。
自分のにおいを確認しようとしても、自分では自分のにおいに慣れてしまっているため、わかりにくいのです。
たとえ他人のにおいはわかっても、自分のにおいはよくわからない。
不快なにおいでも、慣れてしまうと、においすら感じられなくなるから不思議です。
いい方法があります。
タイミングは、お風呂上りです。
お風呂から上がった直後、自分が身につけていた洋服をにおってみればいいのです。
くんくんとにおってみます。
お風呂では体をきれいに洗いますし、浴室の水蒸気に含まれる水の分子によって、においの感覚がリセットされます。
リセットされた鼻で、自分が身につけていた洋服をにおうと、体臭がよくわかります。
どんなにおいがして、どれだけ体臭が強いのかが、よくわかるのです。
特に、服の脇の部分に注目です。
脇の部分のにおいは、どのくらいですか。
脇からひどいにおいがするだけでなく、黄色く色がついているなら、わきがの可能性があります。
においがあまりに強いなら、知らずのうちに、周囲の人を驚かせているかもしれません。
簡易的ではありますが、ある程度、客観的に確かめることができるのです。