海外に留学していたころ、和食のことで、何度か驚かれた経験があります。
私たち日本人にとって和食といえば、ごく一般的なイメージです。
私は日本人なので、和食は普段から当たり前に食べています。
ご飯、味噌汁、豆腐、焼き魚、漬物などです。
しかし、海外旅行に行くと、和食を食べるのはとてもリッチです。
価格も高めです。
お客さんも健康意識の高い人が多いのです。
外国では、箸を上手に使えることが、注目される行為です。
箸で魚の骨を取っていると「手先が器用だね」と、かなり感心されます。
それなりの教養と育ちのある人だと思われるのです。
和食は、健康にも肌にもいいと、世界から注目されている食事です。
留学先のアメリカで、私が「和食を食べに行こう」と誘うと「おっ、和食!」と驚かれたものです。
なぜか必ず「おっ!」と驚かれます。
驚かれることで、自分が日本人でいることを誇らしく感じたものです。
海外にいるからこそ、かえって和食の素晴らしさを知る機会になりました。
私たちは身近にあるものほど、当たり前に感じ、その大切さを忘れがちです。
「肌にいいものはないかな」と化粧品やサプリメントを探す前に、いま一度、基本に戻ってみましょう。
毎日、和食を心がけるだけでいいのです。
少しだけ塩分は高いものの、栄養バランスは整っていますし、カロリーも低めですです。
油分も控えめですから、体臭予防にもなります。
和食を中心とした食生活を心がけていくと、皮脂の分泌量も落ち着き、肌も美しくなります。
ごく平凡な和食ほど、健康的な食事はないのです。