肉眼では見えませんが、肌の表面には、たくさんの菌が生息しています。
1平方センチメートルに、およそ100万個もの常在菌がいるといわれます。
驚くべき量です。
数は多いのですが、大きく分けると2種類です。
善玉菌と悪玉菌です。
腸内細菌のように、主に善玉菌と悪玉菌の2種類が対立し合いながら共存していますが、肌でも同じです。
肌の表面にも、善玉菌と悪玉菌の2種類が対立し合いながら、共存しています。
菌といえば、悪い印象があるのですが、肌には必要な存在です。
善玉菌と悪玉菌のバランスを保つことで、保湿能力を高めたり、バリアーの役目を果たしたりなど健康的な肌が保たれています。
そこで注意したいのは、メイクブラシです。
友人と一緒に化粧室でメイクをしていると、相手の使っている道具が気になって貸し借りをすることがあります。
使い心地のよさそうなメイクブラシを見ていると、ちょっとだけ使わせてもらおうと思うでしょう。
何気ない瞬間ですが、要注意です。
メイクで使うブラシはどれも、一度、肌に触れています。
肌にはアクネ菌をはじめ、たくさんの菌が付着しています。
相手の使っているブラシを使うことで、肌の常在菌が、他人に移ってしまいます。
もし相手がにきびのひどい人なら、にきびが移るという可能性もあり得ます。
たとえに美肌の人のブラシでも、問題ないとは言い切れません。
何らかの菌が移ることで、もともと正常だった肌のバランスを崩してしまい、肌に悪影響を与える可能性もあり得ます。
メイクブラシの貸し借りは、おすすめしません。
不要な肌のトラブルを避けるためにも、化粧道具の貸し借りは、できるだけ控えるようにしましょう。